葬儀のスタイルも変化してきています…

現代社会で行われている葬儀はこれまでのように宗教によって決められたもの、ではないように行われることが多くなってきています。時代によっていろいろと変化してきました。

これまでは地域全体で助け合い儀式を執り行ってくることが多かったのです。核家族化や少子高齢化社会となってきたこともあり、参列者の人数も少なくなってきたり、これまでよく見られていた義理での参列も少なくなってきました。葬式を自宅ですることも減ってきて斎場を利用して、故人の生前の希望などを取り入れた式となってきています。地域の年長者の経験が多いに役立つような葬式ではなく、式を取り仕切る会社の担当の人の助言により行うようになっています。

葬式の規模は大きいものではなく、簡素化、個人化となってきています。それは形式的なものとなっていた地域社会でのものではなく、自分らしい、親しかった友人や家族だけで送るようになってきました。儀礼的なものを排除して本当に心からの感謝や敬意を表する人たちで心を込めて送るようになってきたのです。

葬式はこれまでのように社会に対しての思いが強いものでなく、家族と故人のためのものであり、世間的なことを意識して行うものではないのです。