意外と知らないご祝儀のルール、確認しませんか

人生を過ごしていく中で、たくさんのお祝いごとが訪れますが、お祝いをするにあたり日本の文化として、お祝儀や贈答品は欠かせません。その上でのマナーを紹介します。

初めに、外のしと内のしの違いについては、外のしは、品物→包装紙→熨斗という順番で、持参して手渡しする時や贈り物を強調したい時に使い、内のしは、品物→熨斗→包装紙という順番で、お中元やお歳暮など控えめに贈りたい時に使います。他にも配送で贈る場合は、内のしがほとんどです。しかし、土地柄や家柄によって違いも出てきますので、店員さんや家族に相談してみて使い分けることも大切です。

熨斗の種類については、目上の人から親しい人まで幅広く使われる「蝶花形」をはじめ、親しい人には「草」、目上の人や同い年の人には「行」、目上の人には「真」というように分かれています。結婚式は「真」を使います。

表書きについては、4文字は縁起が悪いので、結婚御祝などを書く場合は、御祝を真ん中に書き、その右上に少し小さめに結婚を書くなど注意が必要です。名前は自分が贈る相手より上の立場であれば姓だけでもよいですが、場合によっては印象を悪くしてしまう可能性があるので、フルネームで書くことをおすすめします。

結婚式など現金を贈る場合は、中包みに現金を入れ、表に金額を書きます。書き方は、「金○○円」と書きます。数字は、壱、弐、参、萬と大字で書いても良いですし、普通の漢数字で書いてもよいです。裏には住所と名前を書きます。喜びごとは本来、本人に直接渡すものなので、中包みに住所や名前を書くことはないのですが、現代では念のために書くことをおすすめします。